メニエル病の治療については、その発症原因がまだしっかり解明されていないため、これといった確立された根的方法はありません。
よってその症状や診断する医師によって、処方する薬も変わってきます。

現在のところ薬物治療がメインです。(薬が効かない、薬を飲んでもめまい、難聴が社会生活に支障をきたすほどにひどいと言った場合には、手術が行われることあるそうですが、根治するわけではないようです。)

メニエル病の諸症状を引き起こす原因は、内リンパ水腫があるのはほぼ間違いないので、症状によっては内リンパ圧を下げる利尿剤などの薬を使います。また、内耳の細胞を活性化させる目的でビタミン剤を使用、抗炎症作用を目的としてステロイド剤を使用、血流を改善するための血流改善剤を使用、異常な前庭反射を抑圧するという観点から鎮静剤を使用などの場合があります。

●浸透圧利尿薬 製品  イソバイド薬
内耳にリンパ液が溜まる事により、めまいや耳鳴りが起こります。
イソバイドは、リンパ液の排出をさせて、内リンパ水腫の改善を促す作用があります。
メニエール症候群に適用する以外にも、眼圧や脳圧を下げる目的で使用する事もあります。副作用はほとんどありませんが、まれに人によっては、吐き気や下痢や頭痛をひき起こすことがあるようです。

● β刺激薬 製品  イソメニール薬
脳や内耳の血流を改善したり、内耳液を正常化する作用があります。
副作用ですが、こちらの薬は人によっては、動悸を起こす事もあるようです。
心臓病や高血圧、糖尿や甲状腺の病気など持病を持っている方は、服用中の薬を医師と相談しながら服用したほうがよいでしょう。

●抗ヒスタミン薬 製品  トラベルミン薬、ドラマミン薬
めまいや嘔吐にかかわる神経を鎮める働きをもっています。
船酔い・車酔いなどの動揺病に効果がある他、メニエール症候群の治療に用いることもあるのです。
こちらの副作用では、口の渇きが多いようです。そして服用後に眠くなることがあるので、車の運転など危険作業は控えてください。
なお緑内障や前立腺肥大の有る方には適しませんので、その旨を医師にしっかりと伝えてください。