前回はメニエルの薬として、内耳内リンパ水腫に対しての薬として「イソバイド」を詳しくご紹介しました。
このメニエル病に対しての薬は症状や用途に合わせていくつかの種類の薬があります。それぞれのメニエル病の薬に、作用・副作用・目的がありますのでイソバイド以外のメニエル病の薬について今回はご紹介していきましょう。
まずはメニエル病の症状である「めまい」や「嘔吐」、「吐き気」を抑える薬ですが、代表的な薬をいくつかあげると、鎮暈(ちんうん)剤として、炭酸水素ナトリウム注、サリチル酸ジフェンヒドラミン、塩酸ジフェニドール等があげられます。また制吐剤として塩酸メトクロプラミド、マレイン酸ペルフェナジン等があげられます。次に精神安定剤としてジアゼパム、ブロマゼパム、ロフラゼプ酸エチル、アルプラゾラム等があげられます。自律神経用剤としてガンマーオリザノール、脳循環改善剤としてニセルゴリン、メシル酸ジヒドロエルゴトキシン、塩酸ジラゼプ、メチル硫酸アメジニウム等、末梢循環改善剤としてビタミンB12があげられます。
こうした薬によってメニエル病発症の初期段階に適切な処置がなされれば予後も比較的良いのですが、やはり1割から2割程度の患者さんはメニエル病の症状の長期化、再発が見られてしまうようです。メニエル病の症状、発作が頻繁に起きたり、発作が慢性的になった場合や聴力の低下が見られるようになったら薬による治療ではなく内リンパ水腫の減圧手術を行うのも良いでしょう。


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