メニエル病は内耳の中の膜迷路が、膨張する内リンパ水腫(すいしゅ)によって、めまい、耳鳴り、難聴などの症状を繰り返す病気のことです。しかし、内耳内リンパ水腫がなぜこれらの症状を反復して引き起こすのかのメカニズムは未だに解明されておらず、また内リンパ水腫自体の発症原因も不明なのがメニエル病の現状です。
メニエル病という病名の認知度は一般的に高く、めまいの代名詞のように使われたりしますが、これはかつて内耳に起因する突然のめまいや難聴を「メニエル症候群」と呼んだ昔の名残からだといわれています。
メニエル病の主な症状は、めまい、耳鳴り、難聴で、これらの症状を繰り返すようであればメニエル病と診断することは比較的容易ですが、初回の発作時では「めまいを伴う突発性難聴」との鑑別が困難な場合があり、メニエル病と診断するのは簡単ではありません。
メニエル病の発作期の症状としては、水平回旋混合性の眼振(がんしん)が患側向きあるいは健側向きに認められるとされています。聴力検査では低音域を中心とした感音性難聴がしばしば認められます。
また、メニエル病の場合、グリセオール試験によって内リンパ水腫が軽減されると難聴が改善します。この他、内リンパ水腫を確かめる検査法としてはフロセミド試験や蝸電図があります。内耳梅毒(ばいどく)や遅発性内リンパ水腫でも同様の内リンパ水腫が起こりますが、これらの疾患は「メニエル病類似疾患」と呼ばれます。
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メニエルまとめ
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